2019 RUNNERS AWARD 第32回ランナーズ賞

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2019年 第32回ランナーズ賞受賞者

市民ランニングの普及、発展に貢献した人物、団体などを表彰する第32回ランナーズ賞の授賞者が決定しました。
1988年に第1回のランナーズ賞授賞者を称えて以来、今回までで104の個人、団体が授賞。今回は、君原健二さん、西島美保子さん、株式会社カネカが「ランナーズ賞」に輝きました。

1964年東京五輪マラソン代表」1966年に優勝したボストンマラソンを50年後、75歳で完走

君原 健二さん
君原 健二さん(福岡・78歳)

1964年の東京オリンピックマラソン代表(8位)。68年メキシコシティ大会では銀メダル、72年のミュンヘン大会では5位に入賞した。ベスト記録は1969年アテネ国際マラソンの2時間13分25秒。マラソン優勝回数13回。32歳で競技の第一線を退いた後も働きながら走り続ける。2016年には、50年前(1966年)に優勝したボストンマラソンに75歳で出場し、4時間53分14秒で完走。五輪3大会を含む74回すべてのフルマラソンを完走。78歳となる現在も走り続け、生涯走行距離は地球4周分を超える18万kmに及ぶ。

「来年の東京五輪では、円谷幸吉さん(1964年東京五輪代表)の故郷・福島県須賀川市を通る聖火ランナーに一般応募したんです。昭和と令和の東京五輪を、走ってつなげられたら素晴らしいことですね」

プロフィール

五輪マラソンに1964年東京(8位)、68年メキシコシティ(銀メダル)、72年ミュンヘン(5位)の3大会連続出場。ベスト記録は1969年のアテネ国際マラソンで出した2時間13分25秒。優勝13回。市民ランナーとして走ったレースも合わせるとマラソンは通算74回完走。レースで棄権したことは一度もない。

全日本マラソンランキング女性63歳1位は東京パラリンピック代表候補の盲人ランナー

西島 美保子さん
西島 美保子さん(福井・64歳)

64歳ながら今年8月の北海道マラソンで3時間15分28秒をマーク、東京パラリンピックの出場が有力となった。先天性の網膜の病気により弱視で、慣れた場所以外は1人では走ることができない。同じブラインドランナーの夫の影響で44歳の時に走り出すと、初マラソンだった46歳の福知山マラソンで3時間26分を記録。2年後には大阪国際女子マラソンにも初出場した。2013年に日本ブラインドマラソン協会の強化指定となり、2016年リオデジャネイロパラリンピック女子マラソンに出場。しかし、30℃を超える暑さの中、途中棄権。

「帰国するのがつらかった。でも東京を目標にまた頑張ろうと思えたんです」。

現在は月400㎞走り込み、全日本マラソンランキングは3年連続1位。
フルマラソン自己ベスト3時間11分33秒。

プロフィール

先天性の網膜疾患により弱視。学生時代は運動未経験、40歳を過ぎてから走り出した。マッサージ師として現在も週2日勤務する。2016年リオデジャネイロパラリンピックに出場。全日本マラソンランキングでは3年連続1位獲得中。フルマラソン自己ベスト3時間11分33秒(2003年大阪国際女子)。

カネカグループ駅伝には世界各国から3000人の社員が集まる

株式会社カネカ
株式会社カネカ

同社は社員数がグループ全体で約1万人の化学メーカー。協賛している北海道マラソンには今年77 人の社員が出場、2013年に始めた11月のカネカグループ駅伝「Run, Run, Run . Kaneka カネカをつなぐ駅伝大会」には社員3000人が参加している。北海道マラソンを走る社員に向けては、4月から本番の8月までマラソン強化プロジェクト(練習会や講習会)を大阪と東京で開催。また、大会エントリー費やグループ駅伝に出場する社員の交通費や旅費は会社が補填している。代表取締役副社長の田中稔さん(65歳)は「最初に北海道マラソンに出た時のタイムは一番速い社員が3時間台後半でしたが、今年は3人が2時間台。走力アップしているのは、日常的に身体を動かしているからかな、と思っています」

プロフィール

創立1949年9月1日カネカグループ全体の従業員数1万571人(2019年3月31日時点)。塩化ビニル樹脂、発泡樹脂、高精度光学フィルム、コエンザイムQ10等、様々な化学製品を製造販売。本社は東京都港区赤坂と大阪市北区中之島。

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