1988年 第1回ランナーズ賞受賞者
財津源吉さん
1896年生まれ。喜寿(77歳)から始めた散歩が米寿のころには10kmまで走れるようになり、その時から参加したすべてのランニング大会の自己の成績を記録として残した。1981年にはホノルルマラソンにも参加。国内外併せて300余大会を完走。健康を維持しつつランニングを続け、克明に記録を残す、市民ランナーの手本のような活躍ぶりが評価された。享年93歳。
日本体力医学会持久走大会同好会
日本体力医学会は、国民の健康増進やスポーツ選手の競技力向上を目的に、運動と体力の医学的な基礎を研究している。年1回、国体開催県で体力医学会総会を開催し、研究発表を行うとともに、学会誌「体力医学」を毎年発行している。室内での研究だけでなく、会員自らが被験者となり、学会の最終日には 5000m走を実施、そのデータから生体に及ぼす影響についての研究を積み重ねている。委員長は石河利寛氏。
熊本走ろう会
1972年1月に発足。ランニングとは記録を競うことであり、ジョギングなどという言葉のなかった当時、中高年者の健康維持増進のため、「健康マラソン」を提唱、さまざまな活動を展開、実践してきた。熊本走ろう会が創設した「天草パールラインマラソン」は全国の健康マラソン大会の手本になった。走ることと健康を結びつけ、ランニングの普及に多大に貢献している。会長は加地正隆氏。