1992年 第5回ランナーズ賞受賞者
石沢重信さん
1908年、福島県出身。16歳のころから東京・千駄ヶ谷で牛乳販売店を営み、早朝、自転車に乗って60軒の牛乳配達を毎日欠かさず続けていた。トレーニングでは神宮外苑や絵画館を走り続けた。73年、ランナーを集め「東京OB同好会」を結成。同時に中高齢者に出場者を絞った「全国OB駅伝」を開催。大会はチーム数を制限するほどの人気となった。享年88歳。
羽咋走ろう会
1975年4月創立。メンバーのほとんどが40代、50代の健康ジョガーとしてスタート。マイペースで健康に留意して走ることをモットーに、広く市民に門戸を開いている。87年からの42時間マラソン、100日健康マラソンなどで会員はもとより、走らない人を巻き込むイベントを開催。地元のランニング振興に貢献したということで、87年より羽咋市市民憲章推進基金協会の助成金を受けている。石川県羽咋市。会長は枡田弘氏。
福岡大学体育学部運動生理学研究室
1969年に研究室開設以来、一貫して健康づくりのための運動処方に関する研究を行ってきた。70年代当時、効果的なトレーニング強度として最大酸素摂取量の70%がふさわしいという定説をくつがえす、ニコニコペース(最大酸素摂取量50%強度)のトレーニング効果を研究。その効用を世間一般に知らしめ、ランニングなどのエアロビクス運動ブームの理論的背景となった。福岡県福岡市。代表は進藤宗洋教授。
(写真左)進藤宗洋教授 (写真右)田中宏暁教授